作業服ブルゾンサイズの測り方と選び方

作業服にブルゾンタイプを選ぶ人も多いでしょう。ですが、あまりにもピッタリしていると動きづらいですし、余裕がありすぎても困ります。サイズが合わないブルゾンを着ていては、作業に集中することも難しくなります。

そもそも自分の体にフィットするブルゾンは、どのように選べばいいのでしょう。ここでは、ブルゾンのサイズの測り方と選び方について詳しく解説します。

自分に合ったブルゾンを選ぶときには、まずは体にフィットするサイズを知ることが大切です。測るときには、4箇所のサイズがとても重要になります。まずは着丈です。着丈というのは、服背面の首の付け根中央から裾までの直線の長さのことです。

着丈サイズが違ったら着づらいということはありませんが、この長さが合っていないものを選ぶと動きにくくなってしまいます。着丈を測るときには、ファスナーやボタンは止めたまま、背中側を上に向けて測ります。それから、襟付け根の中心から、裾巾の中心まで測ります。

また、左右の肩の付け根から付け根までを測る肩巾を測ることも大切です。全体的なサイズがフィットしていても、肩巾が合わなかったら、腕を動かしたときに伸ばしづらかったり、窮屈さを感じてしまいます。肩巾を測るときには、両肩の肩先の縫い目からもう一方の縫い目までを測ることが大切です。

また、肩の付け根から袖先までの袖丈を測ることも大切です。袖丈を測るときには、袖を平置きにして、肩先の縫い目から袖口の上端までを測ります。更に、おしゃれで動きやすいブルゾンを選ぶときには身巾も必要になります。

身巾というのは、左脇から右脇までを結んだ線の長さのことです。測るときには、平置きにした方が測りやすくなります。この身巾の長さによって、スリムに見えることもありますし、逆にふくよかな印象を与えることもあります。

作業服にブルゾンを選ぶときには、これらの箇所を正確に測ることが大切です。自分の体格を知り、適切なサイズを測るようにしましょう。

おしゃれ着用のブルゾンと違って、作業着用のブルゾンを選ぶときには、デザインよりも着心地を優先することが大切です。狭い場所での作業などをするときには、厚手のブルゾンよりも薄手タイプを選ぶことが大切です。そして、薄手のブルゾンを選ぶときには、体にジャストフィットするものを選択することで、動くときに煩わしさを感じることはありません。

特に、腕や肩回りは動かしづらいと作業時に窮屈さを感じてしまいます。選ぶときには、体にピッタリとしたサイズだけではなく、特殊な立体カットがされているものを選ぶといいでしょう。ピッタリとしたサイズかどうかを確かめるためには、ブルゾンを着たときに、腕を上げたり伸ばしたりしてみましょう。

動かしやすかった場合は問題はありませんが、動かしづらいときには合っていない可能性があります。

秋冬のブルゾンを選択するときには、オーバーサイズのものを選ぶといいでしょう。アウターを何枚も着こむことがあるので、厚手のものだと窮屈に感じてしまうかもしれません。ですが、オーバーサイズなら、アウターを重ね着してもゆとりがあるため、作業のときに動きづらいということはありません。

ですが、だからといってあまりにもオーバーサイズのものを選ぶと、ブカブカしてしまい作業の邪魔になってしまう可能性があります。オーバーサイズのブルゾンを選ぶときには、アウターを着てからサイズを測るといいでしょう。

そして、このときに必要なのは着丈と身巾のバランスです。ブルゾンは着丈が短いため、身巾が広いと上半身だけ目立ってしまいます。身巾が広すぎるものは避けるようにするといいでしょう。

作業服ブルゾンを購入するときには、表示されているのが、仕上がり寸法なのか、それともヌード寸法なのか確かめることが必要です。仕上がり寸法というのは、作業服自体をメジャーで測ったもので、製品実寸または上がり寸と表示されていることもあります。

体のサイズと同じものを選ぶと、ややきつく感じるかもしれません。仕上がり寸法を測るときの基本は、肩巾や着丈、袖丈、裄丈、胸囲を測ります。これらのサイズが、実際よりもややゆとりがあるものを選ぶといいでしょう。

ヌード寸法というのは、実際の体のサイズです。適応寸法や対応サイズと記載されていることもあります。作業服ブルゾンを選ぶときには、ヌード寸法よりも少し大きめの、ゆったりとしたサイズを選ぶようにしましょう。ヌード寸法では、肩幅や着丈、袖丈、裄丈、胸囲、更に首回りについても測定します。

作業着ブルゾンを購入するときには、表示されているのが、仕上がり寸法なのか、それともヌード寸法なのかを確かめておくようにしましょう。

作業服ブルゾンを購入するときには、サイズ表を見ながら購入するという人もいるでしょう。普段着ている服を参考に購入したからといって、必ずしもピッタリとフィットするわけではありません。メーカーによっては、サイズの大きさが微妙に違うことがあります。

サイズは、大抵Sから5Lまで記載されていることが多いのですが、場合によってはSよりも小さいものや、5L以上の大きなものまで表示されているものもあります。メーカーによってはサンプルを無料で貸し出している場合もあるので、試着してから決めることも必要です。

作業服ブルゾンのサイズを選ぶときには、体にフィットしているか、動きやすいかについて考えることも必要ですが、素材について考えることも必要です。ポリエステル素材の場合は、洗濯をしても縮むことが少ないため、購入したときのサイズが変わることはありません。

ですが、綿の作業服ブルゾンの場合は、洗濯をすると縮んでしまう可能性もあります。その場合、洗濯後にはサイズが合わなくなる可能性もあります。作業服ブルゾンを選ぶときには、洗濯後のサイズの変化にも気を配ることが大切です。

作業服ブルゾンを購入したいと考えたときに、サイズ選びで迷ってしまうというときには、まずは自分の体格について知ることが大切です。また、作業場によっては薄手のものや、オーバーサイズの方が役立つ可能性があります。

そして、表示されているサイズは仕上がり寸法のこともありますが、ヌード寸法で表示されている場合もあるので、購入するときには確認しておくようにしましょう。